私の履歴書58   好きなうた(民謡)

佐渡おけさ

ハア 佐渡へ佐渡へと 草木もなびくよ

佐渡はいよいか 住みよいか

ハア 来いというたとて 行かりょか佐渡へよ

佐渡は四十九里 波のうえ 

(郷里越後の代表的民謡です)


相川音頭

どっと笑うて 立つ波風の

荒き折節 義経公は

如何しつらん 弓取り落とし

しかも引き潮 矢よりも早く

浪にゆられて 遙かに遠く

弓を敵に 渡さじものと

駒を波間に 討ち入れ給い

泳ぎ泳がせ 敵船近く

(郷里の民踊会が小出会で踊ってくれた)


十日町小唄

越後名物数々あれど 

明石ちぢみに雪の肌

着たら離せぬ味のよさ 

テモサッテモ ソジャナイカ 

テモソジャナイカ  囃子以下同じ

娘ざかりをなじょして暮らす

雪にうもれて機仕事

花の咲くまじゃ小半年

(郷里越後魚沼の民謡です)


さんさ時雨

さんさ時雨は 萱野の雨か

音もせで来て濡れかかる ションガイナ

この家座敷は めでたいざしき

鶴と亀とが舞い遊ぶ

(叔父さんが受賞された歌です)


黒 田 節

酒は飲め飲め 飲むならば

日の本一のこの槍を

飲み取るほどに 飲むならば

これぞ まことの黒田武士

峰の嵐か 松風か

たずぬる人の 琴の音か

駒ひきとめて 立ち寄れば

爪音しるき「想夫恋」

(よく呑みよく歌いました)


五木子守歌

おどま 盆ぎり盆ぎり

盆からさきゃおらんど

盆が早よ来りや 早よ戻る

花は なんの花 

つんつん椿

水は天から 貰い水

(哀調切々・・・)


稗 搗 節

庭の山椒の木 鳴る鈴かけて

鈴の鳴るときゃ 出ておじゃれよ

鈴の鳴るときゃ 何というて出ましょ

駒に水くりょと いうて出ましょ

(稗搗節の里を訪ねたいが未実現)


刈 干 切 唄

ここの山の刈干や すんだよ

明日はたんぼで エー稲刈ろかよ

もはや日暮れじゃ 迫々かげるよ

駒よ行ぬるぞ エー馬草負えよ

(九州高千穂はこの唄の発祥地)


小諸馬子唄

小諸出て見ろ 浅間の山に

けさも煙りが 三筋立つ

ここは何処だと 馬子衆に問えば

ここは信州 中仙道

(鈴の音が聞こえてくるようです)


木 曽 節

木曽のナー ナカノリサン

木曽の御嶽さんはナンジャラホイ

夏でも寒い ヨイヨイヨイ

袷ナー ナカノリサン

袷やりたやナンジャラホイ

足袋を添えて ヨイヨイヨイ

(木曽おどり全国大会を見る機会を得た)

「佐渡おけさ」 佐渡相川で (昭59.7)
「佐渡おけさ」 佐渡相川で (昭59.7)

さんさ時雨を唄う桜井強叔父さん  相模原市民会館 (平11.7)
さんさ時雨を唄う桜井強叔父さん  相模原市民会館 (平11.7)

阿波おどり   徳島市阿波おどり会館(平12.9)
阿波おどり   徳島市阿波おどり会館(平12.9)

「小諸馬子唄」 浅間山 (平7.11) 
「小諸馬子唄」 浅間山 (平7.11) 

「木曽節」 木曽おどり<br />  木曽おどり全国大会 長野県木曽福島町 (平11.7)
「木曽節」 木曽おどり
  木曽おどり全国大会 長野県木曽福島町 (平11.7)



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