資料   能「田村」「七騎落」とその周辺 より

     能「田村」とその周辺  (平成3.6)


主な内容

能「田村」役割表

能「田村」のあらすじ、みどころ

能「田村」 謡本全曲

坂上田村麻呂について

能「田村」の謡蹟を訪ねて  田村麻呂の墓、子嶋寺、歌の中山清閑寺、今熊野観音、鷲の尾の寺(正法寺)、逢坂山関、瀬田の唐橋、田村神社、鈴鹿山、伊勢の海・安濃の松原、多賀城  

能をどう観たらいいか  能の見方 

B5版 26頁 平成3年6月




      能「七騎落」とその周辺 (平成9.8)


         能「七騎落」とその周辺目次


能「七騎落」役割表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

「七騎落」あらすじ・みどころ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

「七騎落」謡本 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

「七騎落」の出典 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

石橋山の合戦と頼朝成功の秘密 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

 年 表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

 日本中世の開幕 蹶起への決意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

 夜討ちの成功 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

 石橋山 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

 東の国々 武士団歴訪 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13

 鎌倉殿の誕生 奇跡の再起 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

 頼朝成功の秘密 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15

「七騎落」の謡蹟を訪ねて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

 はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

 石橋山古戦場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

 土肥の大杉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

 頼朝船出の地 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

 土肥実平・遠平関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

 岡崎四郎義実関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

 佐奈田与一関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21

 田代冠者信綱関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22

 新開次郎忠氏関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22

 土屋三郎宗遠関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22

 安達藤九郎盛長関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

 土佐坊昌俊関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

 和田小太郎義盛関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24

 大庭景親関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

 俣野五郎関係 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

 その他頼朝関係の謡蹟 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

  生誕から伊豆配流まで ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

  八重姫との恋と千鶴丸の悲話 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

  北条政子との恋 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

  挙兵前後の動静 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27

  安房上陸以後 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27

  参集した武士たち ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28

  その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28

あとがき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30

B5版30頁 平成9年8月



            あ と が き


 今回渡雲会の六十周年記念大会で、能「七騎落」のシテを仰せつかりました。私にとって能のシテ役を務めるのは「田村」に次いで二回目のことで、滅多に出来ることではないので、稽古に励むとともに、前回にならってこの曲に対する理解を少しでも深めていただきたいと思い、「七騎落の周辺」なる小冊子をまとめてみました。


 昭和29年、村本脩三さんに謡曲の手ほどきをしていただき、その後村本さんの紹介で昭和39年に渡邊三郎先生の渡雲会に入門させていただきました。その時から早くも33年余が経過し私も72歳となりました。その間先生の終始熱心なご指導、謡仲間の先輩、同僚、後輩との交流、謡蹟めぐり等により、現在も謡曲を通して充実した日々を送っております。その中でも何回か能に出演させていただいたことは、その時はいろいろと大変でしたが、今となれば良い思い出となりました。振り返ると


  昭和44年 紅葉狩 ツレシテ 丹野貞次 ツレ 冨田林平 嶋内敏雄

  〃 47年 草紙洗 立衆シテ 村本脩三 貫之 秋元亮一 王 赤井清美 
立衆 児玉栄 太郎 冨田林平 

  〃 51年 蝉 丸 蝉丸シテ 秋元亮一

  〃 55年 土 蜘 頼光シテ鹿島 清 胡蝶 柏山聡子 ツレ 阿部理一

  〃 56年 夜討曽我 十郎シテ 秋元亮一 団三郎 中村正巳 鬼王 丸山乗一 
            古屋 児玉栄太郎 立衆 長島経治 山田元就

  〃 60年 絃 上 師長前シテ 長島経治 後シテ 秋元亮一 姥 太田延男 
           龍神 武田孝史

  平成 3年 田 村 シテ

  〃  9年 七騎落 シテ頼朝 石川恭久 子方 東川周史 岡崎 長島経治 
            立衆 太田延男 柳川英夫 米永和人 山田清重 


と八回も能に出演させていただいております。「夜討曽我」に出演がきまった時、富士市曽我寺にある「曾我兄弟の墓」にお詣りしたのが、私の謡蹟めぐりの最初でした。その後日本各地の謡蹟を廻り、「七騎落」関係の謡蹟も数多く訪ねましたが、今回は紙面の都合上、写真と説明は主要なもののみとさせていただきました。


 前回の「田村」の時は原稿と写真を渡して後は全部印刷業者にお任せしましたが、今回はパソコンを使って文章も写真も自分でアレンジしてみました。見苦しい点もあろうかと存じますが、素人の手づくり作品に免じてなにとぞご了承願います。


     平成9年7月吉日           高 橋 春 雄

能「田村」とその周辺表紙 (平成3.6)
能「田村」とその周辺表紙 (平成3.6)

能「七騎落」とその周辺表紙 (平成9.8)
能「七騎落」とその周辺表紙 (平成9.8)



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