私の履歴書59   好きなうた(ナツメロ)

千 曲 川

水の流れに 花びらを 

そっと浮かべて 泣いた人

忘れな草に かえらぬ初恋(こい)を

想い出させる 信濃の旅路(たび)よ

(島崎藤村の詩が偲ばれます)


上を向いて歩こう

1 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように

思い出す春の日 一人ぼっちの夜

2 上を向いて歩こう にじんだ星をかぞえて

思い出す夏の日 一人ぼっての夜

(辛い時も上を向いて歩こう)


矢切の渡し

つれて逃げてよ ついておいでよ

夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し

親のこころに そむいてまでも

恋に生きたい ふたりです

(矢切の渡しを渡ると野菊の墓が・・)


異国の丘

今日も暮れゆく異国の丘に

友よ辛かろ 切なかろ

我慢だ待ってろ 嵐が過ぎりゃ

歸る日も来る 春が来る


岸壁の母

母は来ました 今日も来た

この岸壁に 今日も来た

とどかぬ願いと 知りながら

もしやもしやに もしやもしやに

ひかされて

(舞鶴の引揚記念公園に歌碑があります)


知床旅情

知床の岬に はまなすの咲くころ

思い出しておくれ 俺たちのことを

飲んで騒いで 丘にのぼれば

遙かクナシリに 白夜は明ける

(森繁久弥の歌は大好きでした)


川の流れのように

知らず知らず 歩いて来た 

細く長いこの道

振り返れば遙か遠く 故郷が見える

でこぼこ道や 曲がりくねった道

地図さえない それもまた人生

ああ 川の流れのように ゆるやかに

いくつも時代は過ぎて

ああ 川の流れのように とめどなく

空が黄昏に 染まるだけ

(美空びばりの歌も大好きです)


北国の春

白樺 青空 南風

こぶし咲くあの丘 北国の

ああ北国の春 季節が都会では

わからないだろと 届いたおふくろの

小さな包み あの故郷へ

帰ろかな 帰ろかな

(私も北国育ち、春は楽しい)


古  城

松風騒ぐ 丘の上 

古城よ独り 何偲ぶ

栄華の夢を 胸に追い

ああ 仰げば侘びし 天守閣

(つわものどもの夢の跡ですね)


奥飛騨慕情

風の噂に ひとり来て 

湯の香恋しい 奥飛騨路

水の流れも そのままに

君はいでゆの ネオン花

ああ 奥飛騨に 雨がふる

(会社の連中と上高地から飛騨を廻った)


昴(すばる)

目を閉じて何も見えず

哀しくて 目を開ければ

荒野に向かう道より他に見えるものはなし

嗚呼 砕け散る 運命の星たちよ

せめて密やかに この身を照らせよ

我は行く 蒼白き頬のままで

我は行く さらば昴よ

(秋元先輩がよく歌っていました)

「上を向いて歩こう」歌詞と坂本九の像<br />  茨城県笠間町 (平2.4)
「上を向いて歩こう」歌詞と坂本九の像
  茨城県笠間町 (平2.4)

「異国の丘」「岸壁の母」歌碑<br />  舞鶴市 舞鶴引揚記念公園 (平10.4)
「異国の丘」「岸壁の母」歌碑
  舞鶴市 舞鶴引揚記念公園 (平10.4)

「矢切の渡し」 昔ながらの風景です<br />  東京都柴又 (平2.1)
「矢切の渡し」 昔ながらの風景です
  東京都柴又 (平2.1)

「知床旅情」歌碑 北海道斜里町 (昭60.8)
「知床旅情」歌碑 北海道斜里町 (昭60.8)

「古城」 福岡城址 福岡市 (平12.8)<br />  「奥飛騨慕情」 上高地にて
「古城」 福岡城址 福岡市 (平12.8)
  「奥飛騨慕情」 上高地にて

KCSの有志と (昭61.5)
KCSの有志と (昭61.5)



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「日々是好日」 −高橋春雄・私の履歴書−