津守神社

謡蹟めぐり  岩船 いわふね

ストーリー

時の帝が摂津国住吉の浦に新たに浜の市を立て、高麗・唐土と貿易を始めて宝を買取ろうと宣旨を下します。
臣下が勅を奉じて当地に赴くと、一人の唐人姿の童子が現れます。日本語を喋り、宝珠を載せた銀盤を持っているので、不審に思った臣下は問いかけます。
すると童子は、この宝珠を帝に捧げ、仁政の名高い当今の御代を寿ぐために来た者だと言います。さらに、まもなく沖の方から岩船が漕ぎ寄せて来るがこれは喜見城(極楽)の宝物を捧げるために来るのであると語り、そしてその岩船を漕ぐ天の採女が自分の正体であると明かすと、消え失せてしまいます。
やがて海中より龍神が岩船を守護するために出現します。龍神は八大竜王を呼び集め、力を合わせて船の綱を手繰り寄せて引き、船は岸に到来し金銀珠玉は山のように積まれ、幾久しい御代の繁栄が約束されます。(「宝生の能」平成12年8/9月号より)

住吉の浦、津守の浦   (平成12・10記)

住吉の浦、津守の浦が本曲の舞台で当時は海岸で、貿易が行われたのであろうが、現在は海岸から3キロも離れてしまっている。津守の浦は現在津守神社のあるあたり、住吉の浦は住吉神社前、現在の住吉公園のあたりであろう。
公園の一角に高灯籠が復元されている。日本最古の燈台ともいわれるものである。

住吉大社 住吉大社 謡曲にも多く謡われる住吉の中心である. 大阪市住吉区 (平12.8)

高燈籠 高灯籠 日本最古の燈台. 昭和49年に復元された. 大阪市 住吉公園 (平12.8)

津守神社 津守神社 往時このあたりが津守の浦であった. 大阪市西成区 (平12.8)


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